目標設定2
◆1で決めたものになるまでの期限を設定し、紙に書き足す。
目標は期限を設定することにより、それまでの間に何をどのくらいのペースで
こなしていけば良いのかがハッキリします。
ここでのポイントは、達成の時期があらかじめ決まっているもので無い限り、
不可能と思われるラインギリギリに設定するのがポイントです。
どう考えても達成可能な時期を設定しても自分のためになりませんし、また逆
にどう考えても達成不可能な時期を設定しても意味がありません。
不可能ゾーンギリギリのラインに設定するのがポイントなのです。
◆2で書き出したものを達成するまでの期限をそれぞれ設定し紙に書き足す。
これは、3で決めた期限までの間に、2で書き出したものをどの程度のペース
で達成していくのかを決めるというわけです。
例えば、1ヶ月で流し打ちを出来るようにするという目標を立てたとします。
具体的にすべき事が、「フォームの体得」「ミートポイントの体得」「フリー
での実践練習」だとします。
このステップで行おうとしているのは、この「フォームの体得」「ミートポイ
ントの体得」「フリーでの実践練習」をいつまでに完了させるかの決定なので
す。
これにより、いつまでに何をしなければならないのかが明確となり、効率的な
レベルアップが可能となってきます。
◆毎日目標を書いた紙を音読する。
目標を紙に書き出したら、今度はそれを部屋の壁などに貼り付けます。
しかし、貼り付けた「だけ」ではダメです。
次はその目標を脳の中にインプットする作業をしなければなりません。
そのインプットするための作業が「目標の音読」なのです。
あなたも国語の古典などで竹取物語の暗記を行った事があると思います(これ
からの方もいるかもしれません)。
そのとき、声に出さないで暗記をしましたか?
必ず音読をして暗記をしたはずです。
このように、音読にはかなりの暗記効果があり、暗記とはすなわち脳へ情報を
インプットし続けたことの結果なのです。
そして、ここが最も重要なのですが、人間は記憶の中の取り出しやすい位置に
暗記されている情報に行動を支配されています。
ですから、
「うちは貧乏だ」
「何をやってもうまくいかない」
などのマイナスワードが記憶の中の取り出しやすい位置に暗記されていると、
本当にその通りになります。
これはそういう人たちの行動を観察すればすぐに分かります。
また、記憶の取り出しやすい位置に、そういったマイナスワードではない、
「金持ちになりたい」
「プロ野球選手になりたい」
というキーワードがあったとしても、これでは金持ちにもプロ選手になれませ
ん。
なぜなら、「〜になりたい」という希望形のキーワードなので、「〜になりた
い」で終わってしまうのです。
どこにも「自分がなる」というニュアンスが無いからダメなのです。
これが、目標と具体的にすべき行動を書き出した際に断定系で書くべきと言っ
た理由なのです。
そういうわけですので、断定系のプラスキーワード盛りだくさんの目標をドン
ドン音読して、常に記憶の取り出しやすい位置に置いておきましょう。
◆達成した目標には×などの達成したことが一目で分かるマークを入れる。
これは、目標を達成したことによる達成感を視覚的効果で得るための物です。
目標を達成することにより達成感を得れば、人はまたその達成感を得ようと頑
張ります。
それを狙うための物です。
いわゆる「物で釣る」に似てますが(^^;
これらの作業を1年間継続して行えば、1年後にはびっくりするくらいの成果
を得られていることでしょう。