« 目標設定2 | メイン | 右脳パワーとは »

アイシング

アイシングの効果
アイシングには2つの効果があります。
1つは疲労の除去。
もう1つは炎症の抑制です。
まず疲労の除去ですが、
これは冷やすことにより収縮した血管がアイシング後に通常より少しだけ広がる性質により、
乳酸を少しでも多く流すというものです。
次に炎症の抑制ですが、これは打撲などによって起こる炎症の範囲を少しでも狭めるというものです。
投手のアイシングの場合は主に「疲労の除去」が目的となります。

自分の環境に合わせよう
実は、投手のアイシングの目的となっている疲労の除去は、
初動負荷トレーニングを行うことによっても出来るんです。
さらに初動負荷トレーニングでクールダウンした場合、
アイシングには無い「体の柔軟性も良くなり神経系の働きも増す」という効果がもれなくついてきます。
ですので、初動負荷トレーニングを行うことが出来る施設が自分の通える範囲にある場合は積極的に利用した方がいいですよ!
初動負荷トレーニングについては、小山氏の著書「初動負荷理論による野球トレーニング革命」を読まれることをオススメいたします。
ただ、小山氏の著書は内容が難しい物が多いのが難点ですが、
今はネットという便利なものがあるので分からないことばはガンガン検索していけばかなり早く理解できると思います。
初動負荷トレーニングの出来る施設が近くに無い場合は、しっかりとアイシングを行うようにしましょう。
ただし、アイシングを行った翌日に腕が動きにくいなどの症状がある場合は、
ピッチング中に肘や肩に痛みが出ない限りアイシングはしなくても良いと思います。

アイシングの正しいやり方
まず、投手の人が行う「疲労の除去」が目的のアイシングのやり方です。
この場合、理想はクールダウンの最後に10〜20分間アイシングを行いましょう。
クールダウンの最後に出来ない場合は、家に帰ってからでもいいですので必ずお風呂に入る前に行うようにしましょう。
お風呂に入る前にアイシングを行うことによって「血管がアイシング後に通常より少しだけ広がる性質」を一気に引き出す為です。
疲労の除去が目的のアイシングは、間違っても練習の合間におこなってはいけません。ってかこれはやっても意味が無いです。

次に、捻挫や打撲などの怪我をした場合のアイシングのやり方です。
この場合はすぐに10〜20分間アイシングしましょう。
そして、その後は1〜2時間ごとに1回のペースでアイシングをしていきます。

アイシングは応急処置の一種です。正しいやり方をして最大の効果を得るようにしましょう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ryouhin.s51.xrea.com/ma/mt-tb.cgi/438

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)