« シャドウピッチング | メイン | リンク集26 »

勝つ楽しさ

選手に何を教えたいですかと尋ねると
ほとんどの小学生のチームの指導者の方は「子ども達に勝つ楽しさを教えたい」とよく言われます。

子ども達に野球を教えているはずなのに、勝つ楽しさを教えるとは一体どういうことなのでしょう。

試合をして、勝ったら楽しい、負けたら悔しい、だから、勝つために練習をするんだと。

はたして、それで良いのでしょうか?

試合には、いや言葉を変えましょう、
ゲームには勝者と敗者が必ず存在します。
ゲームをして、勝者のみが楽しくて、敗者は悔しいだけで楽しくなかったのでしょうか。
野球をして楽しくなかったのでしょうか。
勝ったチームの選手でもミスをして悔しい思いをしている子がいるのではないのでしょうか。
負けたチームの選手でもファインプレーをしてうれしかった子がいるのではないのでしょうか。

多分、ゲームに勝って一番楽しいのは指導者なのではありませんか。
何故なら、指導者はプレイを楽しめませんので、勝敗でしか感情を表現できませんからね。

子ども達には、
野球をする楽しさを教えてあげて下さい。
スポーツをする楽しさを教えてあげて下さい。

野球を楽しみ、ゲームを楽しみ、
そして、勝ったら喜び、負けたら悔しがり、
そんな一喜一憂をしながらも、相手の健闘を称えられる。
そんなチーム作りをする事が大切なのです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ryouhin.s51.xrea.com/ma/mt-tb.cgi/577

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)